口腔内スキャナーiTero(アイテロ)5D
新型のデジタルスキャナーで簡単・精密に型取り
当院では、新型の口腔内デジタルスキャナーiTero5Dを導入し、マウスピース矯正のインビザライン、iGO(インビザラインGO)システム、のマウスピースの型取りを楽に、そして精密、スムーズに行えるように活用しています。
iTero5Dの優れた特徴
iTero5Dのスキャナーによって、型取りを精密に行えるようになっただけでなく、より、快適、スピーディー、安全、予測性の高いマウスピース矯正治療が可能になりました。
また、旧型のiTeroにはなかった新技術「近赤外光画像技術」によって、見落とされがちな虫歯や歯石などの発見などもレントゲンを撮らずに確認できるようになり、より正確な診断にも利用することが可能となりました。
型取り精度が高い
iTero5Dを使うと、1秒間に6000枚もの写真データが取り込めるため、アナログの型取りとは比べ物にならないくらいに精密な型がとれます。
その結果、フィット感に優れたマウスピースができあがるため、歯の移動もスムーズに行われます。
型取りが苦しくない
型取りの際、従来のようなドロドロした粘土のような材料を入れる必要がないので、型取りで気持ち悪くなることがありません。スキャナーの照射時間は1分程度で、1回の型取りで全てのマウスピースができあがるため、従来のような苦しい型取りのストレスから解放されます。
スピーディー
従来の型取り方法の場合、型取りしたトレーを現地まで輸送し、その後にシミュレーションを作成するため、治療開始までに時間がかかっていました。ですが、iTero5Dを使用した場合、スキャンデータは、アライン・テクノロジー社にオンラインで瞬時に送信されるため、治療のシミュレーションをすぐに確認していただくことができ、治療開始を早めることが可能です。
歯の動きが見える
iTero5Dを使用する場合、専用のシミュレーションソフトにより、スクリーン上で治療中の歯が動く様子や、治療終了イメージをあらかじめ見ていただくことができます。過去の膨大な治療データより、治療の期間予測も正確にできますので、将来の計画が立てやすくなるのも嬉しいところです。
安全
iTero5Dは放射線を一切使用しておらず、体に影響ありませんので、お子様や妊婦さんに使っても全く悪影響がありません。また、歯型を採る際に、ドロドロした材料がのどの奥に流れ込み窒息するといったリスクもありません。お口に入るスキャナーの先端部分は使い捨てで、一回限りで交換しますので衛生面も心配ありません。
見えない虫歯や歯石がわかる
iTero 5Dは、従来型のiTeroの口腔内スキャン機能に加え、新しく加わった近赤外光画像技術により歯の内部を見ることが可能になりました。これにより、目では確認できない歯と歯の間の虫歯や内部に広がっている虫歯、見えにくい部分の歯石といったものも発見することができ、レントゲン撮影を行わずとも検診をより正確に、より安全に行うことができます。
iTero5Dを使ったマウスピース矯正治療の流れ
STEP1 精密検査・iTero5Dによるお口のスキャン
お口や骨の状態を知るために、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、iTero5Dのスキャンで歯型のデータを採取します。スキャンで得られた画像データは、画面上ですぐに確認することができます。
STEP2 治療計画・シミュレーション
検査結果をもとに治療計画を作成し、マウスピース矯正で歯の動く様子や仕上がりイメージをシミュレーションで見ていただきます。治療期間や費用についてもあわせてご説明いたします。同意がいただければ次ステップに進みます。
STEP3 マウスピースの作製
データをアライン・テクノロジー社にオンラインで送付し、マウスピースの発注をします。治療に必要なすべてのマウスピースが一度に作製されます。
STEP4 治療開始
マウスピースが歯科医院に届いたら、患者様にマウスピースをお渡しして治療開始です。マウスピースの使用方法、注意事項、お手入れ方法などについてもご説明いたします。
STEP5 経過観察
6週間ごとくらいの間隔で来院していただき、経過確認を行います。すべてのマウスピースを装着し終えたら治療は終了です。
STEP6 保定
動かした歯が後戻りするのを防ぐために、リテーナー(保定装置)を一定期間つけていただきます。その間、定期的に歯並びの状態をチェックしていきます。